ローラ測定装置

詳細

測定部 レーザマイクロゲージ LMGD7(607、807、1507)
測定範囲 外径最大〜60mm(607)、〜80mm(807)、〜150mm(1507)
※小径測定用 ~30mm LMGD7-307タイプも製作できます。
測定項目 固定外径、回転外径(最大、最小、平均値)、振れ(指標との間隔)
測定開始 コントロール部スタートボタンまたは手元スイッチにより測定
ステージ 移動方向:手動式 リニアガイド(移動距離確認用、目視スケール付)
回転方向:自動式 モータ駆動(スピード、時間設定可)
軸受部:高精度ベアリング(選別品)
センサ取付方向 RMH シリーズ (センサ横置き、ローコストタイプ、ボス径および外径の組合せにより
ワーク高さを検討します)
RMVTシリーズ(センサ縦置き、省スペース、 外径サイズ内にてボス径フリー)
コントロール部 RMC-7モデル(外径、振れ同時測定可能、回転スピード、時間設定可変)
校正証明書 ローラ測定装置としての校正証明書を発行します。
※追加仕様 データ出力用サーマル式ミニプリンタ、手元スイッチまたはフットスイッチによる測定も可能
交換式回転センタ(手動開閉式)、データ取込用ソフト「GetLMGEx」(Excel表の指定セルに自動出力)
操作・設定について
  1. 測定方法はコントローラのスタートスイッチを押すだけの簡単操作。
  2. 測定モードは固定外径と回転外径+振れ同時測定の2種から選択。
  3. ワークサイズに応じて回転速度と時間はコントローラで簡単に設定できます。
  4. 使い勝手の良くなる手元スイッチ、フットスイッチでも測定が可能です。測定環境に応じてオプションで選択ください。
  5. 軽量ローラでも安定した回転ができる両側駆動治具も追加搭載可能。
  6. D7表示部と新型コントローラRMC7の組み合わせにより、測定データをPCのExcelシートに直接取込を実現。予め用意した検査成績書等のフォーマットがあれば、そこに測定データを取り込めます。
  7. 外径、振れ、真円度、円筒度から必要な測定項目を選択し、測定ポイントを何箇所か指定できるデータ取得ソフト(GetLMGEx)が付属します。
  8. 手動でガイドレールを移動しワークの測定位置でスタートボタンを押すだけで、指定した測定項目のデータを検査成績書等のシートに自動で出力します。
  9. 測定位置を間違えたり、埃の影響でNGとなったワークをエアブローで埃を除去し、再度測定する場合の再測定機能もあります。
半自動ローラ測定装置コントローラ
フットスイッチ、手元スイッチ

システムのご提案

RMHまたはRMVTシリーズ測定治具+D7表示部+データ取得プログラムセット。
付属のExcelのテンプレートを利用すれば開始セル位置の指定や測定後のセル移動まで簡単に設定し保存(登録)することができます。
設定した指定セルに測定結果を自動的に出力し、次のセルに移動するので測定開始ボタンを押すだけで、複数ローラの測定結果を判定・保存できます。

仕様例 RMHまたはRMVTシリーズ測定治具+D7表示部+データ取得プログラムセット
測定対象最大ワークサイズ(30mm・60mm・80mm)
測定項目外径測定(固定・回転)、振れ、真円度、円筒度
測定用PC条件Excel 2007,2010,2013 をインストール済みのWindowsデスクトップPC、ノートPC。
RS232C I/F推奨、USB接続には要変換アダプタ。

「GETLmgEx」データ取得プログラム

RMHまたはRMVTシリーズの測定データをPCのエクセルシートに直接取り込むプログラムです。
外径、振れ、真円度、円筒度から必要な測定項目を選択し、測定ポイントが何箇所かをご指定可能です。
あらかじめご用意いただいた検査成績書等のフォーマットがあれば、そこに測定データを取り込めます。

GETLmgExデータ取得プログラム
プログラムの設定

試験成績表をExcelのテンプレート形式で保存し、測定する項目にチェックを入れ開始セル位置の指定や測定箇所の点数、データを挿入する開始セル位置を入力します。測定後の相対セル移動位置を設定すれば保存(登録)をする事で設定は終了です。

●設定ファイルの編集画面は部番と保存する元表のファイル名を入力して、測定する項目(外径・振れ・真円度等)にチェックを入れるだけです。

一度作ったファイルは何度でも使用できるため、保存先を指定(日時等のファイル名)しておけば、すぐに測定ができます。

  1. 設定済の測定点数に従い入力するカーソルは自動で次のセルに移動します。ワークの測定位置まで手動で移動し測定ボタンを押すだけです(以降繰り返し測定)。1本目の測定が終わると2本目のデータ入力セルに自動でカーソルが移動します。
  2. 画像は2本目の第1測定ポイントを測定後の画面です。 (カーソルが第2測定ポイントに移動しています。)
  3. 測定結果は画面右下の測定値表示窓にも表示されます。(画面は外径・振れの測定結果) 表示窓右下の「再測定」をクリックすると第1測定ポイントに戻ります。測定位置を間違えたり、ゴミ等の付着で「NG」となった場合に清掃後再測定が行えます。
  4. 表の一部に基準値・+公差・-公差を入力しておけば、判定の欄に計算式を入れる事で公差判定の結果も同時に表示できます。
  5. 必要本数の測定を終了したら測定結果を保存後終了となります。

※本プログラムには参考用テンプレートファイルも入っていますので、会社名・客先名を変更するだけで利用可能です。

GETLmgExデータ取得プログラム
誰でも簡単に利用できる理由は?
  1. ・マクロ機能は不要

    測定プログラムはExcelのマクロ機能を使用せず、Excelで検査成績書の表を作るだけでOKです。導入時に検査成績書のサンプルが数種類付属しますので、会社名等を変更するだけで即利用可能です。

  2. ・PCの使用は最小限

    一度検査成績書を作ってしまえば、作業者は測定前に検査成績書を選び、保存先ファイル名を設定するだけでOKです。

  3. ・測定作業に集中

    作業を開始から終了までの間はワークを交換し、測定箇所で手元にあるスイッチを押すだけです。途中でキーボードを操作する必要が有りません。

  4. ・朝の段取りがラク

    搭載しているレーザマイクロゲージは毎朝ゲージでの校正作業を必要としません。レーザ測定器の専業メーカとしての実績があります。

  5. ・NG品が出ても大丈夫

    Excelで公差判定設定時はNG品が出た場合ディスプレイに「OK」「NG」を表示可能です。ワークを清掃後再測定する場合には「再測定」をクリックするか、カーソルを測定開始位置に移動すればNGデータの行に上書きができます。カーソルを移動しない場合はNGデータを残す事も可能です。